ステップメールとシナリオメールの違いとは?使い分けと活用方法を徹底解説【図解付き】

ステップメール・メルマガ配信 実践ノウハウ

メールマーケティングを自動化したいけれど、「ステップメール」と「シナリオメール」の違いが分からず、どちらを使えばいいのか迷っていませんか?

この記事では、ステップメールとシナリオメールの違いを図解を使って分かりやすく解説します。それぞれの特徴、使い分けの基準、具体的な活用事例まで詳しくご紹介していきます。

目次

ステップメールとシナリオメールの基本的な違い

ステップメールとシナリオメールは、どちらも「顧客に対して自動的にメールを配信する仕組み」ですが、起点となる基準が決定的に異なります

最も重要な違い:起点の違い

  • ステップメール: 時間起点(登録日などの特定日からの経過日数)
  • シナリオメール: 行動起点(メール開封、クリックなどの顧客行動)

簡単に言えば、ステップメールは「時間」に基づいて配信され、シナリオメールは「顧客の行動」に基づいて配信されます。

もう一つの違い:配信の柔軟性

  • ステップメール: 全ての顧客に同じ順序で同じメールが配信される(直線的)
  • シナリオメール: 顧客の行動によって配信されるメールが変わる(分岐的)

それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ステップメールとは?時間起点の自動配信システム

ステップメールは、特定の起点日(登録日、購入日など)からの経過日数を基準に、あらかじめ設定したスケジュールでメールを自動配信する仕組みです。

ステップメールの配信イメージ

例えば、メルマガ登録を起点とした場合:

  • 登録日(Day 0): ウェルカムメール「ご登録ありがとうございます」
  • 登録3日後(Day 3): 「サービス紹介メール」
  • 登録7日後(Day 7): 「活用事例の紹介メール」
  • 登録14日後(Day 14): 「特典案内メール」
  • 登録30日後(Day 30): 「キャンペーンメール」

このように、全ての登録者が同じタイミングで同じメールを受け取ります。登録日が違うだけで、配信スケジュールは全員同じです。

ステップメールの特徴

  • シンプルな設計 – 時間軸に沿った直線的な配信なので設計が簡単
  • 管理しやすい – 配信スケジュールが固定されているため運用が楽
  • 予測可能 – いつ何通目が配信されるか明確
  • 初心者向け – メール自動化の入門として最適
  • 全員に平等 – すべての顧客に同じ情報を届けられる

ステップメールのメリット

  1. 設定が簡単 – 複雑な分岐設定が不要
  2. 一貫したメッセージ – ブランドストーリーを順序立てて伝えられる
  3. 運用負荷が低い – 一度設定すれば自動で回り続ける
  4. 顧客教育に最適 – 段階的に情報を提供できる

ステップメールのデメリット

  • 柔軟性に欠ける – 顧客の反応に応じた配信ができない
  • パーソナライズ度が低い – 全員に同じ内容が配信される
  • 無関心な顧客にも配信 – メール開封していなくても次のメールが送られる

シナリオメールとは?行動起点の柔軟な配信システム

シナリオメールは、顧客の行動(メール開封、リンククリック、購入など)を起点に、その行動に応じて配信内容を変える柔軟な仕組みです。

シナリオメールの配信イメージ

例えば、資料請求後のフォローアップの場合:

  • 起点: 資料請求完了
  • 翌日メール送信: 「資料はご覧いただけましたか?」
    • メール開封+リンククリック → 「詳細説明メール」を送信
    • メール開封のみ → 「活用事例メール」を送信
    • 未開封 → リマインドメールを送信
  • その後の行動によってさらに分岐
    • 詳細説明メールをクリック → 「無料相談案内」
    • 活用事例メールをクリック → 「類似事例の紹介」
    • リマインドメールも未開封 → 配信停止または別アプローチ

このように、顧客の興味や関心度に応じて、最適なメールを最適なタイミングで配信できます。

シナリオメールの特徴

  • 高度な自動化 – 顧客行動を検知して自動で次のアクションを決定
  • パーソナライズ – 一人ひとりに最適化された配信
  • 柔軟な分岐 – if-then形式で複雑なシナリオを構築可能
  • 効率的 – 興味のある顧客にリソースを集中できる
  • 高いエンゲージメント – 反応の良い顧客に適切にアプローチ

シナリオメールのメリット

  1. 高いコンバージョン率 – 興味度に応じた配信で成約率向上
  2. 顧客体験の向上 – 必要な情報を必要なタイミングで提供
  3. 無駄な配信削減 – 反応のない顧客への配信を抑制
  4. セグメント自動化 – 行動によって自動的に顧客を分類

シナリオメールのデメリット

  • 設計が複雑 – 分岐パターンを考えるのに時間がかかる
  • 管理が難しい – シナリオが複雑になると運用が大変
  • 高機能ツールが必要 – 対応しているツールが限られる
  • 効果測定の複雑化 – どのルートが効果的か分析が難しい

メール配信ツールの詳しい比較は、メール配信ツール比較記事をご参照ください。

ステップメールとシナリオメールの比較表

ここまでの違いを表で整理してみましょう。

項目ステップメールシナリオメール
起点時間(登録日、購入日など)行動(開封、クリック、購入など)
配信の流れ直線的(全員同じ)分岐的(行動によって変化)
パーソナライズ度低い(全員同じ内容)高い(行動に応じて最適化)
設計の難易度簡単複雑
運用の負荷低い高い
コンバージョン率標準高い
適した用途顧客教育、情報提供リードナーチャリング、商談促進
初心者向けか◎ 非常に向いている△ ある程度の経験必要
対応ツールほぼ全てのメール配信ツール高機能ツールのみ

使い分けの基準|どちらを選ぶべきか?

ステップメールとシナリオメール、どちらが優れているというわけではありません。目的や状況に応じて使い分けることが重要です。

ステップメールが向いているケース

  • メール自動化が初めて – まずはシンプルな仕組みから始めたい
  • 顧客教育を目的とする – サービス理解を深めてもらう段階的な情報提供
  • ウェルカムメール配信 – 新規登録者への挨拶と基本情報の提供
  • 商品購入後のフォロー – 使い方ガイド、アフターサポート情報
  • オンボーディング – サービスの使い方を順序立てて説明
  • コンテンツの連載配信 – 7日間講座、30日チャレンジなど
  • 全員に同じ情報を届けたい – ブランドストーリー、企業理念など

シナリオメールが向いているケース

  • リードナーチャリング – 見込み顧客を育成して商談につなげる
  • 購買意欲の高い顧客を優先 – 反応の良い顧客にリソース集中
  • 複雑な商材の販売 – 興味度合いに応じた情報提供が必要
  • 顧客セグメントが多様 – 属性や行動によって最適な訴求が異なる
  • カート放棄対策 – カートに商品を入れたまま離脱した顧客へのアプローチ
  • 休眠顧客の掘り起こし – 反応に応じて段階的にアプローチ
  • 高度なマーケティング自動化 – MA(マーケティングオートメーション)を本格運用

併用するのも効果的

実は、ステップメールとシナリオメールを併用するのが最も効果的な場合も多いです。

例えば:

  • 第1段階(ステップメール): 新規登録者全員に基本情報を順序立てて配信
  • 第2段階(シナリオメール): 反応の良い顧客には商談につながる詳細情報を配信、反応のない顧客には別のアプローチ

このように、顧客のステージに応じて使い分けることで、より効果的なメールマーケティングが実現します。

ステップメールの活用事例3選

具体的なステップメールの活用事例をご紹介します。

事例1:ECサイトの新規会員向けウェルカムメール

起点: 会員登録日

  • Day 0: ウェルカムメール「ご登録ありがとうございます!初回限定クーポン」
  • Day 3: 「おすすめ商品のご紹介」
  • Day 7: 「お得な使い方ガイド」
  • Day 14: 「会員特典のご案内」
  • Day 30: 「まだ購入されていない方へ特別オファー」

事例2:オンライン講座の受講生フォロー

起点: 講座申込日

  • Day 0: 「お申込みありがとうございます!受講の流れ」
  • Day 1: 「第1回:基礎編」
  • Day 3: 「第2回:実践編」
  • Day 5: 「第3回:応用編」
  • Day 7: 「修了証と次のステップのご案内」

事例3:SaaSツールのオンボーディング

起点: 無料トライアル開始日

  • Day 0: 「トライアル開始!まずはこの3つの機能から」
  • Day 2: 「便利な機能のご紹介」
  • Day 5: 「活用事例:お客様の成功ストーリー」
  • Day 10: 「無料サポート相談のご案内」
  • Day 13: 「トライアル終了間近!有料プランのご案内」

シナリオメールの活用事例3選

次に、シナリオメールの具体的な活用事例をご紹介します。

事例1:BtoB企業のリードナーチャリング

起点: ホワイトペーパーダウンロード

  • 初回メール送信: 「ダウンロードありがとうございます」
    • 開封+資料内リンククリック → 「詳細資料と事例集を送付」→ さらに開封で「無料相談案内」
    • 開封のみ → 3日後「活用のヒント集」→ 開封で「ウェビナー案内」
    • 未開封 → 7日後リマインド → それでも未開封なら配信停止

事例2:ECサイトのカート放棄対策

起点: カートに商品追加後、購入せず離脱

  • 1時間後: 「カートに商品が残っています」
    • メール経由で購入 → 購入後フォローメールへ移行
    • メール開封、未購入 → 6時間後「送料無料クーポン」送付
    • 未開封 → 24時間後「期間限定10%OFF」送付

事例3:不動産会社の物件紹介

起点: 物件資料請求

  • 初回メール: 「資料をお送りしました」
    • メール内の「内覧予約」クリック → 「内覧日程調整メール」
    • メール開封、リンククリックなし → 3日後「類似物件のご紹介」
    • 未開封 → 5日後「お探しの条件について確認メール」

このように、顧客の反応に応じて最適なアプローチを自動で選択できるのがシナリオメールの強みです。

さらに詳しいメール配信ツールの比較は、メール配信ツール比較記事をご覧ください。

ステップメール・シナリオメール機能が充実したツール紹介

ステップメールやシナリオメールを実践するには、機能に対応したメール配信ツールが必要です。おすすめのツールをご紹介します。

高度なシナリオメールなら:MyASP(マイスピー)

MyASP(マイスピー)は、シナリオメール機能が国内トップクラスのメール配信ツールです。

MyASPの主な機能

  • 高度なシナリオ分岐 – 開封、クリック、購入など様々な行動で分岐可能
  • タグ管理機能 – 顧客の興味関心を細かく管理
  • ステップメール無制限 – 何シナリオでも作成可能
  • 決済システム連携 – 購入後の自動フォローまで完結
  • 会員サイト構築 – オンライン講座やコンテンツ販売に最適
  • LP作成機能 – ランディングページも作成可能

オンライン講座、デジタルコンテンツ販売、コーチング・コンサルティングビジネスなど、高度なシナリオメールを活用したい方に最もおすすめのツールです。

詳しくはMyASPキャンペーンページをご確認ください。

その他のおすすめツール

WiLL Mail(ウィルメール)

WiLL Mailは、ステップメール機能とHTMLメール作成が得意なツールです。

  • ドラッグ&ドロップでHTMLメール作成
  • ステップメール機能標準装備
  • 初心者でも使いやすい

ワイメール

ワイメールは、配信数無制限で定額制のコスパが魅力です。

  • 月額4,980円で配信数無制限
  • ステップメール機能あり
  • 大量配信に強い

める配くん

める配くんは、シンプルで使いやすいステップメール機能を搭載しています。

  • 基本的なステップメール機能
  • シンプルな操作性
  • 初心者向け

Benchmark Email(ベンチマークイーメール)

Benchmark Emailは、無料プランでもステップメールが使える貴重なツールです。

  • 無料プランあり
  • ステップメール機能あり
  • HTMLエディタ充実

まとめ:目的に応じて使い分けることが成功の鍵

ステップメールとシナリオメールの違いについて詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。

ステップメールとシナリオメールの違いまとめ

ステップメール:

  • 時間起点の自動配信(登録日などから経過日数で配信)
  • 全員に同じスケジュールで同じメールを配信
  • 設計がシンプルで初心者向け
  • 顧客教育、ウェルカムメール、オンボーディングに最適

シナリオメール:

  • 行動起点の自動配信(開封、クリックなどの行動で分岐)
  • 顧客の反応に応じて配信内容が変わる
  • 設計は複雑だが高いコンバージョン率
  • リードナーチャリング、商談促進、カート放棄対策に最適

選び方のポイント

  • 初めてのメール自動化 → まずはステップメールから
  • 全員に同じ情報を届けたい → ステップメール
  • 興味度に応じて配信を変えたい → シナリオメール
  • 高いコンバージョンを目指す → シナリオメール
  • 両方使いたい → ステージに応じて併用

おすすめツール

ステップメールもシナリオメールも、顧客との関係構築を自動化する強力なツールです。まずはステップメールから始めて、慣れてきたらシナリオメールにも挑戦してみましょう。

特に本格的にシナリオメールを活用したい方は、MyASPのキャンペーンをチェックしてみてください。

各ツールの詳しい機能比較や料金プランについては、メール配信ツール比較記事もあわせてご覧ください。あなたのビジネスに最適なメール配信システムが見つかるはずです。

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