メールマーケティングを自動化したいけれど、「ステップメール」と「シナリオメール」の違いが分からず、どちらを使えばいいのか迷っていませんか?
この記事では、ステップメールとシナリオメールの違いを図解を使って分かりやすく解説します。それぞれの特徴、使い分けの基準、具体的な活用事例まで詳しくご紹介していきます。
目次
- ステップメールとシナリオメールの基本的な違い
- ステップメールとは?時間起点の自動配信システム
- シナリオメールとは?行動起点の柔軟な配信システム
- ステップメールとシナリオメールの比較表
- 使い分けの基準|どちらを選ぶべきか?
- ステップメールの活用事例3選
- シナリオメールの活用事例3選
- ステップメール・シナリオメール機能が充実したツール紹介
- まとめ:目的に応じて使い分けることが成功の鍵
ステップメールとシナリオメールの基本的な違い
ステップメールとシナリオメールは、どちらも「顧客に対して自動的にメールを配信する仕組み」ですが、起点となる基準が決定的に異なります。
最も重要な違い:起点の違い
- ステップメール: 時間起点(登録日などの特定日からの経過日数)
- シナリオメール: 行動起点(メール開封、クリックなどの顧客行動)
簡単に言えば、ステップメールは「時間」に基づいて配信され、シナリオメールは「顧客の行動」に基づいて配信されます。
もう一つの違い:配信の柔軟性
- ステップメール: 全ての顧客に同じ順序で同じメールが配信される(直線的)
- シナリオメール: 顧客の行動によって配信されるメールが変わる(分岐的)
それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ステップメールとは?時間起点の自動配信システム

ステップメールは、特定の起点日(登録日、購入日など)からの経過日数を基準に、あらかじめ設定したスケジュールでメールを自動配信する仕組みです。
ステップメールの配信イメージ
例えば、メルマガ登録を起点とした場合:
- 登録日(Day 0): ウェルカムメール「ご登録ありがとうございます」
- 登録3日後(Day 3): 「サービス紹介メール」
- 登録7日後(Day 7): 「活用事例の紹介メール」
- 登録14日後(Day 14): 「特典案内メール」
- 登録30日後(Day 30): 「キャンペーンメール」
このように、全ての登録者が同じタイミングで同じメールを受け取ります。登録日が違うだけで、配信スケジュールは全員同じです。
ステップメールの特徴
- シンプルな設計 – 時間軸に沿った直線的な配信なので設計が簡単
- 管理しやすい – 配信スケジュールが固定されているため運用が楽
- 予測可能 – いつ何通目が配信されるか明確
- 初心者向け – メール自動化の入門として最適
- 全員に平等 – すべての顧客に同じ情報を届けられる
ステップメールのメリット
- 設定が簡単 – 複雑な分岐設定が不要
- 一貫したメッセージ – ブランドストーリーを順序立てて伝えられる
- 運用負荷が低い – 一度設定すれば自動で回り続ける
- 顧客教育に最適 – 段階的に情報を提供できる
ステップメールのデメリット
- 柔軟性に欠ける – 顧客の反応に応じた配信ができない
- パーソナライズ度が低い – 全員に同じ内容が配信される
- 無関心な顧客にも配信 – メール開封していなくても次のメールが送られる
シナリオメールとは?行動起点の柔軟な配信システム

シナリオメールは、顧客の行動(メール開封、リンククリック、購入など)を起点に、その行動に応じて配信内容を変える柔軟な仕組みです。
シナリオメールの配信イメージ
例えば、資料請求後のフォローアップの場合:
- 起点: 資料請求完了
- 翌日メール送信: 「資料はご覧いただけましたか?」
- メール開封+リンククリック → 「詳細説明メール」を送信
- メール開封のみ → 「活用事例メール」を送信
- 未開封 → リマインドメールを送信
- その後の行動によってさらに分岐
- 詳細説明メールをクリック → 「無料相談案内」
- 活用事例メールをクリック → 「類似事例の紹介」
- リマインドメールも未開封 → 配信停止または別アプローチ
このように、顧客の興味や関心度に応じて、最適なメールを最適なタイミングで配信できます。
シナリオメールの特徴
- 高度な自動化 – 顧客行動を検知して自動で次のアクションを決定
- パーソナライズ – 一人ひとりに最適化された配信
- 柔軟な分岐 – if-then形式で複雑なシナリオを構築可能
- 効率的 – 興味のある顧客にリソースを集中できる
- 高いエンゲージメント – 反応の良い顧客に適切にアプローチ
シナリオメールのメリット
- 高いコンバージョン率 – 興味度に応じた配信で成約率向上
- 顧客体験の向上 – 必要な情報を必要なタイミングで提供
- 無駄な配信削減 – 反応のない顧客への配信を抑制
- セグメント自動化 – 行動によって自動的に顧客を分類
シナリオメールのデメリット
- 設計が複雑 – 分岐パターンを考えるのに時間がかかる
- 管理が難しい – シナリオが複雑になると運用が大変
- 高機能ツールが必要 – 対応しているツールが限られる
- 効果測定の複雑化 – どのルートが効果的か分析が難しい
メール配信ツールの詳しい比較は、メール配信ツール比較記事をご参照ください。
ステップメールとシナリオメールの比較表
ここまでの違いを表で整理してみましょう。
| 項目 | ステップメール | シナリオメール |
|---|---|---|
| 起点 | 時間(登録日、購入日など) | 行動(開封、クリック、購入など) |
| 配信の流れ | 直線的(全員同じ) | 分岐的(行動によって変化) |
| パーソナライズ度 | 低い(全員同じ内容) | 高い(行動に応じて最適化) |
| 設計の難易度 | 簡単 | 複雑 |
| 運用の負荷 | 低い | 高い |
| コンバージョン率 | 標準 | 高い |
| 適した用途 | 顧客教育、情報提供 | リードナーチャリング、商談促進 |
| 初心者向けか | ◎ 非常に向いている | △ ある程度の経験必要 |
| 対応ツール | ほぼ全てのメール配信ツール | 高機能ツールのみ |
使い分けの基準|どちらを選ぶべきか?
ステップメールとシナリオメール、どちらが優れているというわけではありません。目的や状況に応じて使い分けることが重要です。
ステップメールが向いているケース
- メール自動化が初めて – まずはシンプルな仕組みから始めたい
- 顧客教育を目的とする – サービス理解を深めてもらう段階的な情報提供
- ウェルカムメール配信 – 新規登録者への挨拶と基本情報の提供
- 商品購入後のフォロー – 使い方ガイド、アフターサポート情報
- オンボーディング – サービスの使い方を順序立てて説明
- コンテンツの連載配信 – 7日間講座、30日チャレンジなど
- 全員に同じ情報を届けたい – ブランドストーリー、企業理念など
シナリオメールが向いているケース
- リードナーチャリング – 見込み顧客を育成して商談につなげる
- 購買意欲の高い顧客を優先 – 反応の良い顧客にリソース集中
- 複雑な商材の販売 – 興味度合いに応じた情報提供が必要
- 顧客セグメントが多様 – 属性や行動によって最適な訴求が異なる
- カート放棄対策 – カートに商品を入れたまま離脱した顧客へのアプローチ
- 休眠顧客の掘り起こし – 反応に応じて段階的にアプローチ
- 高度なマーケティング自動化 – MA(マーケティングオートメーション)を本格運用
併用するのも効果的
実は、ステップメールとシナリオメールを併用するのが最も効果的な場合も多いです。
例えば:
- 第1段階(ステップメール): 新規登録者全員に基本情報を順序立てて配信
- 第2段階(シナリオメール): 反応の良い顧客には商談につながる詳細情報を配信、反応のない顧客には別のアプローチ
このように、顧客のステージに応じて使い分けることで、より効果的なメールマーケティングが実現します。
ステップメールの活用事例3選
具体的なステップメールの活用事例をご紹介します。
事例1:ECサイトの新規会員向けウェルカムメール
起点: 会員登録日
- Day 0: ウェルカムメール「ご登録ありがとうございます!初回限定クーポン」
- Day 3: 「おすすめ商品のご紹介」
- Day 7: 「お得な使い方ガイド」
- Day 14: 「会員特典のご案内」
- Day 30: 「まだ購入されていない方へ特別オファー」
事例2:オンライン講座の受講生フォロー
起点: 講座申込日
- Day 0: 「お申込みありがとうございます!受講の流れ」
- Day 1: 「第1回:基礎編」
- Day 3: 「第2回:実践編」
- Day 5: 「第3回:応用編」
- Day 7: 「修了証と次のステップのご案内」
事例3:SaaSツールのオンボーディング
起点: 無料トライアル開始日
- Day 0: 「トライアル開始!まずはこの3つの機能から」
- Day 2: 「便利な機能のご紹介」
- Day 5: 「活用事例:お客様の成功ストーリー」
- Day 10: 「無料サポート相談のご案内」
- Day 13: 「トライアル終了間近!有料プランのご案内」
シナリオメールの活用事例3選
次に、シナリオメールの具体的な活用事例をご紹介します。
事例1:BtoB企業のリードナーチャリング
起点: ホワイトペーパーダウンロード
- 初回メール送信: 「ダウンロードありがとうございます」
- 開封+資料内リンククリック → 「詳細資料と事例集を送付」→ さらに開封で「無料相談案内」
- 開封のみ → 3日後「活用のヒント集」→ 開封で「ウェビナー案内」
- 未開封 → 7日後リマインド → それでも未開封なら配信停止
事例2:ECサイトのカート放棄対策
起点: カートに商品追加後、購入せず離脱
- 1時間後: 「カートに商品が残っています」
- メール経由で購入 → 購入後フォローメールへ移行
- メール開封、未購入 → 6時間後「送料無料クーポン」送付
- 未開封 → 24時間後「期間限定10%OFF」送付
事例3:不動産会社の物件紹介
起点: 物件資料請求
- 初回メール: 「資料をお送りしました」
- メール内の「内覧予約」クリック → 「内覧日程調整メール」
- メール開封、リンククリックなし → 3日後「類似物件のご紹介」
- 未開封 → 5日後「お探しの条件について確認メール」
このように、顧客の反応に応じて最適なアプローチを自動で選択できるのがシナリオメールの強みです。
さらに詳しいメール配信ツールの比較は、メール配信ツール比較記事をご覧ください。
ステップメール・シナリオメール機能が充実したツール紹介
ステップメールやシナリオメールを実践するには、機能に対応したメール配信ツールが必要です。おすすめのツールをご紹介します。
高度なシナリオメールなら:MyASP(マイスピー)
MyASP(マイスピー)は、シナリオメール機能が国内トップクラスのメール配信ツールです。
MyASPの主な機能
- 高度なシナリオ分岐 – 開封、クリック、購入など様々な行動で分岐可能
- タグ管理機能 – 顧客の興味関心を細かく管理
- ステップメール無制限 – 何シナリオでも作成可能
- 決済システム連携 – 購入後の自動フォローまで完結
- 会員サイト構築 – オンライン講座やコンテンツ販売に最適
- LP作成機能 – ランディングページも作成可能
オンライン講座、デジタルコンテンツ販売、コーチング・コンサルティングビジネスなど、高度なシナリオメールを活用したい方に最もおすすめのツールです。
詳しくはMyASPキャンペーンページをご確認ください。
その他のおすすめツール
WiLL Mail(ウィルメール)
WiLL Mailは、ステップメール機能とHTMLメール作成が得意なツールです。
- ドラッグ&ドロップでHTMLメール作成
- ステップメール機能標準装備
- 初心者でも使いやすい
ワイメール
ワイメールは、配信数無制限で定額制のコスパが魅力です。
- 月額4,980円で配信数無制限
- ステップメール機能あり
- 大量配信に強い
める配くん
める配くんは、シンプルで使いやすいステップメール機能を搭載しています。
- 基本的なステップメール機能
- シンプルな操作性
- 初心者向け
Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
Benchmark Emailは、無料プランでもステップメールが使える貴重なツールです。
- 無料プランあり
- ステップメール機能あり
- HTMLエディタ充実
まとめ:目的に応じて使い分けることが成功の鍵
ステップメールとシナリオメールの違いについて詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
ステップメールとシナリオメールの違いまとめ
ステップメール:
- 時間起点の自動配信(登録日などから経過日数で配信)
- 全員に同じスケジュールで同じメールを配信
- 設計がシンプルで初心者向け
- 顧客教育、ウェルカムメール、オンボーディングに最適
シナリオメール:
- 行動起点の自動配信(開封、クリックなどの行動で分岐)
- 顧客の反応に応じて配信内容が変わる
- 設計は複雑だが高いコンバージョン率
- リードナーチャリング、商談促進、カート放棄対策に最適
選び方のポイント
- 初めてのメール自動化 → まずはステップメールから
- 全員に同じ情報を届けたい → ステップメール
- 興味度に応じて配信を変えたい → シナリオメール
- 高いコンバージョンを目指す → シナリオメール
- 両方使いたい → ステージに応じて併用
おすすめツール
- 高度なシナリオメールを使いたい → MyASP(マイスピー)がおすすめ
- まずは無料で試したい → Benchmark Email
- 大量配信を定額で → ワイメール
- HTMLメール作成も重視 → WiLL Mail
ステップメールもシナリオメールも、顧客との関係構築を自動化する強力なツールです。まずはステップメールから始めて、慣れてきたらシナリオメールにも挑戦してみましょう。
特に本格的にシナリオメールを活用したい方は、MyASPのキャンペーンをチェックしてみてください。
各ツールの詳しい機能比較や料金プランについては、メール配信ツール比較記事もあわせてご覧ください。あなたのビジネスに最適なメール配信システムが見つかるはずです。

