「WordPressでECサイトを作りたいけど、本当にできるの?」「プラグインを使えば簡単にネットショップが開設できると聞いたけど、どうやって始めればいい?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
WordPressは世界で最も利用されているCMSですが、ECサイト構築には向き・不向きがあります。本記事では、WordPressでECサイトを作る2つの方法、メリット・デメリット、セキュリティ対策、そしておすすめの運用方法まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
目次
- WordPressでECサイトは作れる?基本を理解しよう
- WordPressでECサイトを作る2つの方法
- WordPressでECサイトを作る5つのメリット
- 知っておくべき4つのデメリット
- おすすめのECプラグイン4選
- 外部ECシステムとの連携がおすすめの理由
- セキュリティ対策は必須!5つのポイント
- まとめ:最適なECサイト構築方法を選ぼう
WordPressでECサイトは作れる?基本を理解しよう
結論から言うと、WordPressでECサイトは作成可能です。ただし、WordPressは本来、ブログやWebサイトを作成するためのCMS(コンテンツ管理システム)として開発されたため、そのままではECサイトに必要な機能は備わっていません。
ECサイトに必要な機能とは?
ECサイトを運営するには、以下の機能が必須です:
- ショッピングカート機能(買い物カゴ)
- 決済システム(クレジットカード、コンビニ決済など)
- 商品管理システム(在庫管理、商品登録)
- 顧客情報管理システム(会員情報、購入履歴)
- 売上管理システム(受注管理、売上レポート)
- セキュリティ機能(SSL証明書、不正アクセス対策)
- 配送管理機能(送料設定、配送状況追跡)
WordPressでこれらの機能を実現するには、プラグインを追加するか、外部ECシステムと連携する必要があります。
WordPressでECサイトを作る2つの方法
WordPressでECサイトを構築する方法は、大きく分けて2つあります。
方法1:ECプラグインを導入する
最も一般的な方法は、ECカート機能を持つプラグインをインストールすることです。プラグインとは、WordPressに新しい機能を追加するための拡張ツールです。
代表的なECプラグインには以下があります:
- WooCommerce(ウーコマース):世界シェアNo.1のECプラグイン
- Welcart(ウェルカート):日本製で国内トップシェア
- WP-OliveCart:シンプルで使いやすい日本製プラグイン
- Easy Digital Downloads:デジタルコンテンツ販売に特化
プラグインをインストールすれば、WordPressの管理画面から商品登録、在庫管理、注文管理などが可能になります。
方法2:外部ECシステムと連携する
もう1つの方法は、既存のECシステムとWordPressを連携させることです。
例えば:
- WordPressでブログやメディアサイトを運営
- カートや決済機能は外部のECシステム(ASP)を利用
- 両方を同一ドメインで運営
この方法なら、WordPressの強み(SEO・集客)と、専門ECシステムの強み(決済・受注管理)を両方活かせます。
WordPressでECサイトを作る5つのメリット
WordPressでECサイトを構築することには、以下のようなメリットがあります。
メリット1:初期費用・月額費用を抑えられる
WordPress本体は完全無料で利用できます。また、多くのECプラグインも無料で提供されているため、初期費用をほぼゼロに抑えることが可能です。
ECパッケージを導入する場合は数百万円かかることもありますが、WordPressならドメイン代とサーバー代のみ(月額1,000円程度〜)で始められます。
メリット2:SEOに強く集客しやすい
WordPressはSEO(検索エンジン最適化)に最適化された構造になっています。そのため、ブログ記事やコンテンツを活用した集客が得意です。
例えば、化粧品を販売するECサイトなら:
- 「30代 スキンケア おすすめ」で記事を書く
- 記事から商品ページへ自然に誘導
- SEOで上位表示されれば継続的に集客できる
このように、コンテンツマーケティングによる集客ができるのは、WordPressの大きな強みです。
メリット3:デザインの自由度が高い
WordPressには数千種類のテーマ(デザインテンプレート)があり、自分好みのデザインに仕上げられます。HTMLやCSSの知識があれば、さらに細かいカスタマイズも可能です。
楽天市場やAmazonのようなモール型ECでは、プラットフォームのデザイン制約がありますが、WordPressなら完全にオリジナルのショップが作れます。
メリット4:プラグインで機能拡張が簡単
WordPressには、6万種類以上のプラグインが存在します。EC機能以外にも:
- SEO対策プラグイン
- セキュリティ強化プラグイン
- 自動バックアッププラグイン
- メールマガジン配信プラグイン
- SNS連携プラグイン
など、必要な機能をワンクリックで追加できます。
メリット5:情報が豊富でトラブル解決しやすい
WordPressは世界シェアNo.1のCMSのため、インターネット上に膨大な情報があります。
- 使い方を解説したブログ記事
- YouTube動画
- 専門書籍
- オンライン講座
- コミュニティフォーラム
困ったことがあっても、検索すればほとんどの問題は解決できるでしょう。
知っておくべき4つのデメリット
メリットがある一方で、WordPressでのEC構築にはデメリットも存在します。
デメリット1:セキュリティリスクが高い
最大のデメリットは、セキュリティ面のリスクです。
WordPressはオープンソース(ソースコードが公開されている)のため、悪意のある第三者に狙われやすい特徴があります。実際、2017年には世界中で150万件以上のWordPressサイトが改ざん被害に遭いました。
ECサイトでは顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱うため、セキュリティ対策は絶対に欠かせません。
デメリット2:決済方法が限られる
プラグインによって対応できる決済方法が限られます。例えば:
- Amazon Pay
- PayPay
- 後払い決済(Paidy)
- キャリア決済
など、最新の決済方法に対応していないケースが多いです。決済方法が少ないと、購入直前で離脱(カゴ落ち)される可能性が高まります。
デメリット3:カスタマーサポートがない
WordPress本体もほとんどのプラグインも、公式のカスタマーサポートがありません。トラブルが起きても、自分で解決する必要があります。
一部のプラグイン(Welcartなど)では有償サポートもありますが、基本的には自己責任での運用となります。
デメリット4:ある程度の技術知識が必要
WordPressでECサイトを構築するには、以下のような知識があると望ましいです:
- HTMLとCSSの基礎
- WordPressの基本操作
- サーバーとドメインの設定
- セキュリティ対策の知識
完全な初心者には難易度が高いかもしれません。
おすすめのECプラグイン4選
それでは、WordPressでECサイトを構築する際におすすめのプラグインを4つご紹介します。
1. WooCommerce(ウーコマース)
世界で最も利用されているECプラグインです。EC領域の上位100万サイトのうち28%がWooCommerceを利用しています。
特徴:
- 無料で利用可能
- 日本語対応
- 拡張機能が豊富
- デザインカスタマイズの自由度が高い
- 定期購入、ダウンロード販売にも対応
向いている人:海外販売も視野に入れている方、機能拡張を重視する方
2. Welcart(ウェルカート)
日本製で国内トップシェアのECプラグインです。
特徴:
- 無料で利用可能
- 日本の商習慣に完全対応
- 16種類の決済方法に対応可能
- 定期購入、自動継続課金機能
- 有償メールサポートあり
向いている人:日本国内向けのECサイトを運営したい方、日本語サポートが欲しい方
3. WP-OliveCart
シンプルで使いやすい日本製プラグインです。
特徴:
- 無料版と有料版がある
- レスポンシブデザイン対応
- 商品管理・顧客管理が簡単
- 初心者でも使いやすい
向いている人:シンプルなECサイトを手軽に始めたい方
4. Easy Digital Downloads
デジタルコンテンツ販売に特化したプラグインです。
特徴:
- 無料で利用可能
- 日本語対応
- ダウンロード販売に最適
- セットアップが簡単
向いている人:イラスト、写真、音楽、電子書籍などデジタル商品を販売したい方
外部ECシステムとの連携がおすすめの理由
実は、WordPressとECサイトは分けて運用するのがベストだと、多くの専門家が推奨しています。
役割分担が成功の鍵
理想的な構成は:
- WordPress → SEOによる集客、コンテンツマーケティング
- 専門ECシステム → 決済、受注管理、顧客管理、売上向上施策
この2つを連携させることで、両方の強みを最大限に活かせます。
セキュリティ面でも安心
サーバーを分離することで、万が一WordPressが攻撃されても、顧客情報は別サーバーで保護されています。ECサイトの運営を継続できるため、リスク分散になります。
連携可能なECサービス例
以下のようなECサイト作成サービスは、WordPressとの連携機能を提供しています:
- Shopify(ショッピファイ):世界最大級のECプラットフォーム
- BASE(ベイス):初期費用・月額費用無料
- STORES(ストアーズ):デザイン性が高い
- makeshop(メイクショップ):機能が充実
- カラーミーショップ:老舗で信頼性が高い
セキュリティ対策は必須!5つのポイント
WordPressでECサイトを運営する場合、セキュリティ対策は絶対に怠ってはいけません。
対策1:SSL証明書を必ず導入する
SSL証明書により、サイトのURLが「https://」になり、通信が暗号化されます。これはECサイトの絶対条件です。
対策2:セキュリティプラグインを導入する
おすすめのセキュリティプラグイン:
- Wordfence Security
- iThemes Security
- All In One WP Security & Firewall
対策3:定期的にバックアップを取る
自動バックアッププラグイン(UpdraftPlusなど)を使い、毎日自動でバックアップを取るように設定しましょう。
対策4:WordPress本体とプラグインを常に最新版に更新
古いバージョンには脆弱性があるため、更新通知が来たらすぐにアップデートしましょう。
対策5:管理画面のログインを強化する
- 複雑なパスワードを設定
- ログイン試行回数を制限
- 二段階認証を導入
- 管理画面のURLを変更
まとめ:最適なECサイト構築方法を選ぼう
WordPressでECサイトを作ることは可能ですが、メリットとデメリットを理解した上で判断することが重要です。
WordPressのみでEC構築が向いている人:
- 初期費用を極限まで抑えたい
- HTMLやCSSの知識がある
- セキュリティ対策を自分で行える
- 小規模なECサイトを運営したい
外部ECシステムとの連携が向いている人:
- セキュリティ面で安心したい
- 多様な決済方法を用意したい
- 本格的にECサイトを運営したい
- サポート体制が欲しい
- 将来的な事業拡大を考えている
どの方法を選ぶにしても、「WordPressで集客、ECシステムで販売」という役割分担が、最も効果的な運用方法と言えるでしょう。
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