メルマガ配信を始めたいけれど、「法律違反にならないか不安」「同意なしで送ったら違法?」と悩んでいませんか?実は、メルマガ配信には「特定電子メール法」という法律が関わっており、違反すると最大3,000万円の罰金が科される可能性があります。本記事では、メルマガ配信に関わる法律の基礎知識から具体的な遵守方法まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
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目次
- メルマガ配信に関わる法律「特定電子メール法」とは?
- 【重要】オプトイン規制:同意なしの配信は違法
- 必ず守るべき3つの表示義務
- 違反したらどうなる?罰則と事例
- 名刺交換した相手へのメルマガ配信は合法?
- 法律を守るための実践チェックリスト
- 法律遵守をサポートするメール配信システムの選び方
- まとめ:法律を理解して安全にメルマガ配信を始めよう
メルマガ配信に関わる法律「特定電子メール法」とは?
メルマガ配信に関わる最も重要な法律が「特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)」です。
特定電子メール法の目的
この法律は2002年に施行され、いわゆる「迷惑メール」や「スパムメール」を規制することを目的としています。営利を目的とする企業や個人が、広告・宣伝目的で送信する電子メールが対象となります。
具体的には、以下のようなメールが規制対象です。
- 商品やサービスの宣伝・広告メール
- セミナーやイベントの告知メール
- キャンペーン情報の配信メール
- アフィリエイト広告を含むメール
注意:購入確認メール、配送通知、パスワード再設定メールなどの「取引関係メール」は、この法律の対象外です。
なぜこの法律が重要なのか?
特定電子メール法を理解することは、以下の理由から非常に重要です。
- 法的リスクの回避:違反すると罰金や刑事罰が科される可能性があります
- ブランドイメージの保護:違法配信は企業の信頼を大きく損ないます
- 配信の効果向上:適切に同意を得た読者は開封率・反応率が高くなります
- メール到達率の維持:違法配信を続けると、配信元のドメイン評価が下がり、正常なメールも届かなくなります
【重要】オプトイン規制:同意なしの配信は違法
特定電子メール法で最も重要なルールが「オプトイン規制」です。これは、受信者から事前に明確な同意を得ない限り、広告宣伝メールを送信してはいけないという規制です。
オプトインとは?
オプトイン(Opt-in)とは、受信者が自らの意思で「メールを受け取ることに同意する」ことを意味します。具体的には、以下のような方法で同意を取得する必要があります。
- メルマガ登録フォームでのチェックボックス
「メールマガジンの配信を希望する」といったチェックボックスに、ユーザー自身がチェックを入れる形式。 - ダブルオプトイン
登録後に確認メールを送信し、メール内のリンクをクリックすることで登録完了となる方式。より確実な同意取得方法として推奨されます。 - 書面での同意取得
契約書やアンケート用紙などで、メール配信への同意を明記してもらう方法。
適切な同意取得のポイント
同意を取得する際は、以下のポイントに注意しましょう。
| 適切な同意取得 | 不適切な同意取得 |
| ✅ チェックボックスが初期状態で空欄 ✅ 「メルマガを受け取る」という文言が明確 ✅ 配信内容や頻度が説明されている ✅ いつでも配信停止できることが明記されている | ❌ チェックボックスが初期状態でチェック済み ❌ わかりにくい場所に小さく記載 ❌ 「利用規約に同意」の中に含める ❌ 購入時に自動的に登録される仕組み |
重要:デフォルトでチェックが入っている「オプトアウト方式」は、日本の法律では認められていません。必ず受信者自身がチェックを入れる形式にしましょう。
同意取得の記録保存義務
特定電子メール法では、いつ、どのような方法で同意を得たかの記録を保存する義務があります。総務省から照会があった場合、1ヶ月以内に記録を提出する必要があります。
記録すべき項目は以下の通りです。
- 同意取得日時
- 同意取得方法(Webフォーム、書面など)
- 同意した受信者のメールアドレス
- 同意時に表示した内容
ブラストメールやMyASP(マイスピー)などの専門的なメール配信システムを使えば、これらの記録を自動的に保存できます。
必ず守るべき3つの表示義務
オプトイン取得に加えて、メルマガを配信する際には3つの表示義務があります。これらを怠ると法律違反となるため、必ず確認しましょう。

①送信者情報の明示
メール本文中に、以下の送信者情報をわかりやすく表示する必要があります。
- 送信者の氏名または名称(企業名、個人名)
- 送信者のメールアドレス(返信可能なもの)
- 送信者の住所(所在地)
- 問い合わせ先の電話番号
表示例:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行者情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行者:株式会社○○マーケティング
メールアドレス:info@example.com
所在地:〒100-0001 東京都千代田区○○1-2-3
電話番号:03-1234-5678
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
②配信停止(オプトアウト)方法の明示
受信者が簡単にメール配信を停止できるように、配信停止方法を明確に記載する必要があります。
適切な配信停止方法:
- 配信停止用のURLリンクを設置(推奨)
- 配信停止専用のメールアドレスを記載
- 返信での配信停止依頼を受け付ける旨を明記
表示例:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■配信停止について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールの配信を停止したい場合は、
以下のURLから手続きをお願いいたします。
▼配信停止はこちら
https://example.com/unsubscribe
または、このメールに「配信停止希望」と
返信していただいても結構です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
重要:配信停止の依頼があった場合、速やかに(原則として1ヶ月以内に)配信を停止しなければなりません。
③件名への適切な表示
メールの件名(Subject)には、受信者が広告メールであることを判断できる表示をする必要があります。
適切な件名の例:
- 「【広告】新商品のご案内」
- 「【PR】期間限定セール開催中」
- 「【メルマガ】今週のおすすめ情報」
不適切な件名の例:
- 「Re:」を使って返信メールに見せかける
- 「重要なお知らせ」など、緊急性を装う
- 件名を空欄にする
- 実際の内容と異なる件名をつける
多くのメール配信システムでは、これらの表示義務を満たすテンプレート機能が用意されています。メルマガ配信ツール徹底比較では、法律遵守機能が充実したツールを比較できます。
違反したらどうなる?罰則と事例
特定電子メール法に違反した場合、厳しい罰則が科される可能性があります。「知らなかった」では済まされないため、しっかり理解しておきましょう。
罰則の内容
特定電子メール法違反に対する罰則は、以下の通りです。
| 違反内容 | 罰則 |
| 総務大臣からの措置命令に従わない場合 | 1年以下の懲役または100万円以下の罰金 (法人の場合は3,000万円以下の罰金) |
| 表示義務違反(送信者情報、配信停止方法の未記載) | 措置命令→改善されない場合は上記の罰則 |
| オプトイン規制違反(同意なしの配信) | 措置命令→改善されない場合は上記の罰則 |
| 架空のメールアドレスへの送信 | 措置命令→改善されない場合は上記の罰則 |
違反までの流れ
実際に罰則が科されるまでの流れは、以下の通りです。
- 受信者からの苦情・通報
総務省や消費者センターに苦情が寄せられる - 総務省からの調査
送信記録や同意取得記録の提出を求められる - 改善命令
違反が認められた場合、改善を命じられる - 罰則の適用
改善命令に従わない場合、刑事罰や罰金が科される
実際の違反事例
過去には、以下のような違反事例が報告されています。
- 事例1:同意なしの大量配信
同意を得ていないアドレスリストに対して広告メールを大量送信し、措置命令を受けた企業 - 事例2:配信停止リンクの不備
配信停止リンクが機能せず、受信者が配信を止められない状態が続き、行政指導を受けたケース - 事例3:送信者情報の偽装
架空の企業名や住所を記載して送信し、刑事告発された個人
重要:違反が発覚すると、罰則だけでなく、企業の信頼失墜、取引先との関係悪化、採用活動への悪影響など、ビジネスに大きなダメージを与えます。
名刺交換した相手へのメルマガ配信は合法?
ビジネスシーンでよくある疑問が、「名刺交換した相手にメルマガを送っても良いのか?」という点です。これは法律的にはグレーゾーンで、慎重な対応が必要です。
法律的な見解
結論から言うと、名刺交換だけでは「メルマガ配信への同意」とは認められません。特定電子メール法では、広告宣伝メールの配信には明確な同意が必要とされており、名刺交換は「連絡先の交換」であって「メルマガ配信の同意」ではないためです。
適切な対応方法
名刺交換した相手にメルマガを送りたい場合は、以下のいずれかの方法を取りましょう。
- 改めて同意を取得する
名刺交換後、メールで「当社のメールマガジンを配信してもよろしいでしょうか?」と確認メールを送り、明確な同意を得る。 - オプトイン形式の案内を送る
メルマガ登録フォームのURLを送り、興味がある場合は自分で登録してもらう形式。 - 取引関係メールとして送る
既に取引関係がある場合、取引に関連する情報提供として送ることは可能です。ただし、純粋な広告宣伝は避け、有益な情報提供に留めましょう。
リスクを避けるベストプラクティス
名刺交換時の対応として、以下の方法が推奨されます。
- 名刺交換時に口頭で確認
「定期的に有益な情報をメールで配信していますが、お送りしてもよろしいでしょうか?」と口頭で確認する。 - 名刺にQRコードを印刷
メルマガ登録フォームのQRコードを名刺に印刷し、興味がある人に自分で登録してもらう。 - 初回メールで再確認
名刺交換後の初回メールで、「今後、定期的に情報をお送りしてもよろしいでしょうか?希望されない場合はこちらから配信停止できます」と案内する。
ポイント:「相手の迷惑にならないか」という視点を常に持ち、無理に配信するよりも、興味を持ってくれた人だけに送る方が、結果的に高い開封率・反応率につながります。
法律を守るための実践チェックリスト
特定電子メール法を確実に遵守するために、メルマガ配信前に以下のチェックリストを確認しましょう。
配信前チェックリスト
| チェック項目 | 確認内容 | ✓ |
| ①オプトイン取得 | 全ての受信者から明確な同意を得ているか? | □ |
| ②同意記録の保存 | いつ、どのように同意を得たか記録しているか? | □ |
| ③送信者情報 | 企業名、住所、電話番号、メールアドレスを記載しているか? | □ |
| ④配信停止リンク | わかりやすい場所に配信停止方法を記載しているか? | □ |
| ⑤配信停止機能 | 配信停止リンクが正常に機能するか? | □ |
| ⑥件名の適切性 | 件名が広告メールであることを示しているか? | □ |
| ⑦配信リストの整備 | 配信停止を希望した人が除外されているか? | □ |
| ⑧エラーアドレスの除外 | 存在しないアドレスへの配信を避けているか? | □ |
定期的な見直しポイント
メルマガ配信を継続する中で、定期的に以下のポイントを見直しましょう。
- 月次レビュー
- 配信停止依頼への対応状況確認(依頼から24時間以内の処理が理想)
- 苦情やクレームの有無確認
- エラーアドレスの除外処理
- 四半期レビュー
- 同意取得方法の見直し
- 配信リストの品質チェック
- テンプレートの法律遵守状況確認
- 年次レビュー
- 法改正の有無確認
- 業界ベストプラクティスの確認
- 配信システムの見直し
違反を防ぐための体制づくり
組織として法律遵守を徹底するために、以下の体制を整えましょう。
- 責任者の明確化
メルマガ配信の法律遵守に責任を持つ担当者を決める - マニュアルの作成
配信手順や注意事項をまとめたマニュアルを作成し、関係者全員が閲覧できるようにする - 教育・研修の実施
配信担当者に対して、定期的に法律の研修を実施する - ダブルチェック体制
配信前に複数人で内容を確認する仕組みを作る - システムによる自動チェック
法律遵守機能が充実したメール配信システムを導入する
法律遵守をサポートするメール配信システムの選び方
特定電子メール法を確実に遵守するためには、法律遵守機能が充実したメール配信システムを選ぶことが重要です。
法律遵守に必要な機能
メール配信システムを選ぶ際は、以下の機能が備わっているか確認しましょう。
- オプトイン管理機能
- ダブルオプトイン対応
- 同意取得日時の自動記録
- 同意取得方法の記録保存
- 配信停止機能
- ワンクリックでの配信停止
- 配信停止リンクの自動挿入
- 配信停止者の自動除外
- 送信者情報の自動挿入
- 企業情報のテンプレート保存
- フッター部分への自動挿入機能
- エラー処理機能
- バウンスメールの自動検知
- 無効なアドレスの自動除外
- 配信履歴の保存
- いつ、誰に、どのメールを送ったかの記録
- 総務省からの照会に対応できる記録形式
おすすめのメール配信システム
法律遵守機能が充実しているメール配信システムをいくつかご紹介します。
- ブラストメール
15年連続シェアNo.1の実績があり、配信停止機能やエラー処理機能が充実。初心者でも安心して使えるサポート体制が魅力。 - MyASP(マイスピー)
ダブルオプトイン機能、詳細な配信履歴管理、同意取得記録の保存など、法律遵守機能が非常に充実。マーケティングオートメーション機能も豊富。 - WiLL Mail(ウィルメール)
コストパフォーマンスが高く、法律遵守に必要な基本機能をしっかり搭載。直感的な操作性で初心者にも使いやすい。 - オレンジメール
小規模事業者向けで、シンプルながら法律遵守機能は完備。低コストで始めたい方におすすめ。 - める配くん
月額1,867円~の低価格ながら、配信停止機能やエラー処理など基本的な法律遵守機能を搭載。
各ツールの詳しい比較は、メルマガ配信ツール徹底比較でご確認いただけます。
無料プランの注意点
無料のメール配信サービスを利用する場合、以下の点に注意が必要です。
- 同意取得記録の保存機能が不十分な場合がある
- 配信停止機能が限定的な場合がある
- サポートが受けられず、法律的な相談ができない
- 広告が自動挿入され、見た目がプロフェッショナルでない
推奨:ビジネスで継続的にメルマガを配信する場合は、法律遵守機能が充実した有料のメール配信システムを選ぶことを強くおすすめします。
まとめ:法律を理解して安全にメルマガ配信を始めよう
メルマガ配信における法律(特定電子メール法)は、受信者を迷惑メールから守り、健全なメールマーケティング環境を維持するために存在します。法律を正しく理解し遵守することで、安心・安全にメルマガ配信を行い、ビジネスの成長につなげることができます。
本記事の重要ポイントまとめ
- オプトイン取得は必須:同意なしの配信は違法
- 3つの表示義務を守る:送信者情報、配信停止方法、適切な件名
- 違反時の罰則は厳しい:最大3,000万円の罰金(法人の場合)
- 名刺交換だけでは不十分:改めて明確な同意を取得する
- 法律遵守機能が充実したシステムを選ぶ:記録保存、配信停止機能など
- 定期的な見直しが重要:チェックリストを活用して継続的に確認
今すぐできるアクション
- 現在の配信方法を見直す
本記事のチェックリストを使って、現在のメルマガ配信が法律を遵守しているか確認しましょう。 - 適切なメール配信システムを選ぶ
法律遵守機能が充実したシステムを導入することで、安心して配信できます。 - 社内体制を整える
配信担当者への教育、マニュアルの作成、ダブルチェック体制の構築を進めましょう。
あなたに最適なメール配信システムを見つけよう
法律遵守機能が充実したメール配信システムを選ぶなら、以下のリソースをご活用ください。
メルマガ配信は、正しく運用すれば非常に効果的なマーケティング手法です。法律を守り、受信者に価値ある情報を届けることで、信頼関係を構築し、ビジネスの成長につなげていきましょう。

