メール配信業務をもっと効率化したい、自社システムと連携させて自動化したいとお考えではありませんか?ブラストメール(blastmail)のAPI連携機能を活用すれば、顧客データの同期からメール配信の予約、配信結果の取得まで、すべてを自動化できます。
本記事では、ブラストメールAPIの基礎知識から実装方法、具体的な活用事例まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。API連携で業務効率を大幅に向上させたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
- ブラストメールAPIとは?基礎知識を解説
- ブラストメールAPIでできること【3つの主要機能】
- ブラストメールAPI連携のメリット
- ブラストメールAPI実装の基本手順
- API連携の具体的な活用事例
- ブラストメールとブラストエンジンの違い
- まとめ:API連携で業務効率を劇的に改善
ブラストメールAPIとは?基礎知識を解説
ブラストメールAPI(Application Programming Interface)は、ブラストメールのメール配信機能を外部システムから操作できるようにする連携インターフェースです。
APIを使えば、手動操作なしで自社システムとブラストメールを連携させ、メール配信業務を完全自動化できます。
ブラストメールでは、APIを無償で公開しており、導入企業数27,000社以上の実績を持つ信頼性の高いメール配信システムです。API連携によって、Webサービスやアプリケーションからのメール配信、顧客管理システム(CRM)との連携など、さまざまな業務効率化が実現できます。
対応している連携方式
ブラストメールAPIは、以下2種類の連携方式に対応しています:
- HTTP(S):
https://api.bme.jp/rest/1.0/ - XML-RPC:
https://api.bme.jp/xmlrpc/1.0/
一般的には、より現代的で扱いやすいHTTP(S)方式が推奨されています。JSON形式でのレスポンス取得も可能で、開発者にとって実装しやすい仕様となっています。
ブラストメールAPIでできること【3つの主要機能】

ブラストメールのAPI連携では、主に以下の3つの機能が利用できます。それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
1. 顧客データの連携
読者データの登録・編集・削除を個別または一括で処理でき、データベースの同期処理が可能です。
具体的には以下のような操作ができます:
- 新規読者の登録
- 既存読者情報の更新
- 配信ステータスの変更(配信中/配信停止/削除)
- メールアドレスによる読者検索
- カスタム項目(名前、電話番号など)の管理
例えば、ECサイトで新規会員登録があった際に、自動的にブラストメールの読者リストに追加するといった連携が実現できます。
2. 配信予約の連携
ブラストメールに登録されている読者データに対して、メール本文や配信時間を指定して自動配信が行えます。
手動でメール作成画面を開く必要がなく、プログラムから直接メール配信を予約できるため、業務効率が大幅に向上します。
活用例としては:
- 特定のイベント発生時(商品購入、会員登録など)に自動でメール送信
- 定期的なメルマガ配信の自動化
- ステップメールの自動配信
3. 配信結果の連携
配信結果(成功数/失敗数)、エラーアドレス、解除、開封率の結果を取得できます。
この機能により、以下のような高度な分析や自動化が可能になります:
- 配信エラーが複数回発生したアドレスの自動停止
- 開封率やクリック率のデータを自社システムに取り込んで分析
- 配信効果の可視化とレポート作成の自動化
より高度なAPI連携を検討されている方には、姉妹サービスの「ブラストエンジン」もおすすめです。トランザクションメールやリアルタイム通知に特化した機能が充実しています。
メール配信ツールの比較をもっと詳しく知りたい方は、メルマガ配信ツール比較記事もご参照ください。
ブラストメールAPI連携のメリット
ブラストメールのAPI連携を導入することで、以下のような具体的なメリットが得られます。
業務効率の大幅な向上
手動でのデータ入力やメール配信操作が不要になり、作業時間を最大80%削減できます。複数のシステム間でのデータコピー&ペースト作業から解放され、本来の業務に集中できるようになります。
ヒューマンエラーの削減
自動化により、手動入力時の誤字脱字や入力漏れといったヒューマンエラーを防ぎます。特に大量のデータを扱う場合、この効果は絶大です。
リアルタイムな顧客対応
イベント発生と同時にメール配信ができるため、顧客体験が向上します。例えば、商品購入後すぐに確認メールを送信することで、顧客満足度が高まります。
コスト削減
人的リソースを削減できるため、長期的なコスト削減につながります。また、ブラストメールのAPI機能は無料で利用できるため、追加コストなしで高度な連携が実現できます。
データの一元管理
顧客情報を複数のシステムで個別管理する必要がなくなり、データの整合性が保たれます。CRMや基幹システムとの連携により、常に最新の顧客情報でメール配信が可能です。
ブラストメールAPI実装の基本手順
ここからは、実際にブラストメールAPIを実装する基本的な手順を、PHPを例に解説します。他の言語でも基本的な流れは同じです。
事前準備:必要な情報を揃える
ブラストメールに会員登録すると、以下の情報が発行されます:
- ログインID
- ログインパスワード
- API Key
API Keyは登録時のメールに記載されているほか、管理画面の「契約情報>アカウント情報」の最下部でも確認できます。
ステップ1:ログイン(アクセストークン取得)
まず、APIを利用するためにログインしてアクセストークンを取得します。このトークンは以降のAPI操作に必要となります。
$url = 'https://api.bme.jp/rest/1.0/authenticate/login';
$login_data = [
'username' => 'ログインID',
'password' => 'ログインパスワード',
'api_key' => 'API Key',
'f' => 'json'
];
$ch = curl_init();
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $url);
curl_setopt($ch, CURLOPT_CUSTOMREQUEST, 'POST');
curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true);
curl_setopt($ch, CURLOPT_POSTFIELDS, http_build_query($login_data));
$response = curl_exec($ch);
$token = json_decode($response, true);
if (!isset($token['accessToken'])) {
echo 'ログインに失敗しました';
}
ログインに成功すると、accessTokenが返却されます。このトークンを使って、以降のAPI操作を行います。
ステップ2:読者の登録・検索
新規読者を登録する場合と、既存読者のステータスを変更する場合で処理が異なります。まずは読者が登録済みかどうかを検索で確認します。
// 読者検索
$url = 'https://api.bme.jp/rest/1.0/contact/detail/search?';
$query = [
'access_token' => $token['accessToken'],
'email' => '登録したいメールアドレス',
'f' => 'json'
];
$response = file_get_contents($url . http_build_query($query));
$user = json_decode($response, true);
if (empty($user)) {
// 未登録の場合は新規登録
$url = 'https://api.bme.jp/rest/1.0/contact/detail/create';
$regist_data = [
'access_token' => $token['accessToken'],
'c15' => '登録したいメールアドレス'
];
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $url);
curl_setopt($ch, CURLOPT_POSTFIELDS, http_build_query($regist_data));
$response = curl_exec($ch);
} else {
// 登録済みの場合はステータス変更
$url = 'https://api.bme.jp/rest/1.0/contact/detail/update';
$regist_data = [
'access_token' => $token['accessToken'],
'contactID' => $user['contactID'],
'status' => '配信中'
];
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $url);
curl_setopt($ch, CURLOPT_POSTFIELDS, http_build_query($regist_data));
$response = curl_exec($ch);
}
注意:過去に登録して解除したメールアドレスはデータベースに残っているため、新規登録ではなくステータス変更が必要です。
ステップ3:ログアウト(トークン破棄)
API操作が完了したら、セキュリティのためにアクセストークンを破棄します。
$url = 'https://api.bme.jp/rest/1.0/authenticate/logout?';
$query = ['access_token' => $token['accessToken']];
$response = file_get_contents($url . http_build_query($query));
詳しい実装方法やパラメータ仕様については、ブラストメール公式APIドキュメントをご参照ください。
API連携の具体的な活用事例
ブラストメールAPIは、さまざまな業種・業態で活用されています。ここでは代表的な活用事例をご紹介します。
ECサイトでの活用
- 新規会員登録時:自動的にメルマガ配信リストに追加
- 商品購入後:サンキューメールやフォローアップメールを自動送信
- カート放棄時:一定時間後にリマインドメールを配信
- 在庫復活通知:お気に入り商品の再入荷を自動通知
Webサービスでの活用
- アカウント登録時:ウェルカムメールの自動配信
- パスワードリセット:セキュアな認証メールの送信
- 定期レポート:月次レポートや利用状況の自動配信
- 機能更新通知:新機能リリース時の告知メール
イベント・セミナー管理での活用
- 申込完了時:確認メールとチケットの自動送信
- 開催前日:リマインドメールの自動配信
- 開催後:アンケート依頼やお礼メールの送信
SaaS・サブスクリプションサービスでの活用
- トライアル終了前:継続を促すメールの自動配信
- 決済失敗時:支払い方法の更新依頼メール
- 解約時:フィードバック依頼や再加入促進メール
これらの活用事例は、すべてAPI連携によって自動化が可能です。業種や用途に応じて、自社に最適な形でカスタマイズできます。
他のメール配信ツールとの比較も検討されている方は、メルマガ配信ツール比較記事で各サービスの特徴を詳しく比較していますので、ぜひご覧ください。
ブラストメールとブラストエンジンの違い
ラクスライトクラウドでは、ブラストメールとブラストエンジンという2種類のメール配信APIを提供しています。それぞれの特徴を理解して、用途に応じて使い分けましょう。
| 項目 | ブラストメール | ブラストエンジン |
|---|---|---|
| 主な用途 | メルマガ配信、一斉送信 | メルマガ配信、トランザクションメール |
| メール作成エディタ | あり | なし |
| API機能の範囲 | 基本的なメール配信操作 | 高度なメール配信操作 |
| 提供ドキュメント | 基本的なAPIドキュメント | 詳細なAPIドキュメント・SDK |
| 料金形態 | アドレス数課金 | メール配信通数課金 |
| こんな方におすすめ | メルマガ配信が中心の方 | トランザクションメールを多用する方 |
基本的なAPI連携であればブラストメール、より高度なAPI連携やトランザクションメール配信が必要な場合はブラストエンジンを選択するとよいでしょう。
どちらのサービスも高い到達率と安定した配信基盤を持っており、導入実績も豊富です。自社の要件に合わせて最適なサービスを選択してください。
まとめ:API連携で業務効率を劇的に改善
ブラストメールのAPI連携について、基礎知識から実装方法、活用事例まで詳しく解説してきました。重要なポイントをまとめます。
- ブラストメールAPIは無償で利用可能で、導入ハードルが低い
- 顧客データ連携・配信予約・配信結果取得の3つの主要機能が使える
- 業務効率化、ヒューマンエラー削減、コスト削減など多くのメリットがある
- HTTP(S)とXML-RPCの2つの連携方式に対応
- ECサイト、Webサービス、イベント管理など幅広い用途で活用できる
- より高度な連携が必要な場合はブラストエンジンも検討
メール配信業務の自動化は、今や多くの企業にとって必須の取り組みです。ブラストメールのAPI連携を活用すれば、手間のかかるメール配信業務を大幅に効率化し、本来注力すべき業務に時間を使えるようになります。
まずは無料トライアルでブラストメールの使い勝手を試してみてはいかがでしょうか?API連携の実装サポートも充実しているため、初めての方でも安心して導入できます。
他のメール配信ツールとも比較検討したい方は、メルマガ配信ツール比較記事もあわせてご覧ください。各サービスの料金や機能を詳しく比較しています。

