メルマガ配信を始めようと考えている方、すでに運用している方にとって、「法律を守れているか」は非常に重要な問題です。実は、メルマガ配信には「特定電子メール法」と「個人情報保護法」という2つの重要な法律が関わっており、違反すると最大3,000万円の罰金が科される可能性があります。
本記事では、メルマガ配信に関する法律の基礎知識から具体的な対応方法まで、担当者が押さえておくべきポイントを徹底解説します。
目次
- メルマガ配信に関わる2つの重要な法律
- 特定電子メール法とは?基本を理解しよう
- オプトイン規制:事前承諾が絶対必要
- オプトアウト規制:配信停止手段の提供義務
- 表示義務:メールに必ず記載すべき項目
- 個人情報保護法で注意すべきポイント
- 法律違反をするとどうなる?罰則について
- メルマガ配信で法律を守るための実践チェックリスト
- おすすめのメール配信ツールで安心運用
- まとめ:法律を守って信頼されるメルマガ配信を
メルマガ配信に関わる2つの重要な法律

メルマガ配信を行う際には、主に以下の2つの法律を遵守する必要があります。
1. 特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)
迷惑メールを規制するために制定された法律で、広告・宣伝を目的とした電子メールが対象となります。メールマーケティングやメルマガは、基本的にこの法律の適用を受けます。
2. 個人情報保護法
メールアドレスや氏名などの個人情報を取り扱う際の法律です。メルマガ配信では受信者の個人情報を扱うため、適切な取得・管理・利用が求められます。
これらの法律を理解し、適切に対応することで、読者との信頼関係を築きながら効果的なメルマガ配信が可能になります。詳しいメール配信ツールの比較はこちらをご覧ください。
特定電子メール法とは?基本を理解しよう
特定電子メール法は、迷惑メール対策として2002年に施行され、2008年に大幅改正された法律です。この法律の目的は、広告宣伝メールの無秩序な送信を防ぎ、受信者の利益を保護することにあります。
特定電子メール法の対象となるメール
- 商品やサービスの広告・宣伝を含むメール
- 営利目的の団体・個人が送信するメール
- メールマガジン、キャンペーン告知など
注意:単なる事務連絡や取引先とのやり取りは対象外ですが、少しでも宣伝要素が含まれる場合は対象となります。
特定電子メール法の3つの柱
- オプトイン規制:事前承諾の義務化
- オプトアウト規制:配信停止手段の提供義務
- 表示義務:送信者情報の明記
この3つを正しく理解し実践することが、法律を守る第一歩となります。
オプトイン規制:事前承諾が絶対必要
オプトイン規制とは、広告宣伝メールを送る前に、受信者から明確な同意を得なければならないという規制です。これは特定電子メール法の最も重要なポイントです。
オプトインとは?
「オプトイン(Opt-in)」とは、受信者が自ら「メールを受け取ります」と意思表示することを指します。つまり、受信者が積極的に同意した場合のみメルマガを送信できるという仕組みです。
適切な同意取得の方法
- チェックボックス方式:「メールマガジンを受け取る」に自らチェックを入れてもらう(デフォルトでチェックが入っているのはNG)
- メールアドレス登録フォーム:専用のメルマガ登録フォームで明示的に登録してもらう
- ダブルオプトイン:登録後に確認メールを送り、本人確認をする(より確実)
NG例:
- 名刺交換しただけでメルマガを送る
- 購入者リストに自動的にメルマガを送る(購入時に同意を取っていない場合)
- 購入した名簿リストにメールを送る
同意記録の保存義務
特定電子メール法では、「いつ」「誰が」「どのように」同意したかの記録を保存する義務があります。万が一、違反を指摘された場合に証明できるよう、最低でも以下の情報を記録しておきましょう。
- 同意取得日時
- メールアドレス
- 同意取得方法(Webフォーム、アンケートなど)
- 同意内容(どのような文言で同意を得たか)
信頼できるメール配信ツールを使えば、これらの記録を自動的に管理できます。
オプトアウト規制:配信停止手段の提供義務

オプトアウト規制とは、受信者がいつでも簡単にメール配信を停止できる手段を提供しなければならないという規制です。
オプトアウトとは?
「オプトアウト(Opt-out)」とは、受信者が「メールの受け取りを拒否します」と意思表示することです。一度同意した後でも、受信者の意向が変われば配信を停止できる権利を保証する必要があります。
配信停止手段の提供方法
メール本文に、以下のような配信停止の手段をわかりやすく明記する必要があります。
- 配信停止URL:クリック一つで解除できるリンク
- 配信停止用メールアドレス:返信で配信停止を申し込める連絡先
- 配信停止フォーム:専用の解除フォームへのリンク
記載例:
■配信停止はこちら
https://example.com/unsubscribe
配信停止を希望される方は、上記URLから手続きをお願いいたします。
配信停止後の対応
受信者から配信停止の申し出があった場合、速やかに配信を停止しなければなりません。一般的には、申し出後の次回配信から停止すれば問題ありません。
重要:配信停止後に再度メールを送ることは法律違反となります。必ず配信リストから削除しましょう。
表示義務:メールに必ず記載すべき項目
特定電子メール法では、メール本文に送信者情報を明記する義務があります。これは、受信者が誰からメールが送られているか明確に把握できるようにするためです。
必須の表示項目
- 送信者の氏名または名称
企業名、団体名、個人名など - オプトアウト(配信停止)の方法
配信停止URLやメールアドレス - 送信者の住所
法人の場合は登記上の住所 - 問い合わせを受け付ける連絡先
メールアドレスや電話番号
表示例
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行者情報
会社名:株式会社〇〇
住所:〒000-0000 東京都〇〇区〇〇 1-2-3
お問い合わせ:info@example.com
電話:03-0000-0000
■配信停止について
配信停止はこちら:https://example.com/unsubscribe
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これらの情報は、メールの末尾(フッター)に記載するのが一般的です。多くのメール配信ツールでは、テンプレートとして自動挿入できる機能があります。
個人情報保護法で注意すべきポイント
メルマガ配信では、メールアドレスや氏名などの個人情報を扱います。個人情報保護法では、これらの情報を適切に取り扱うことが義務付けられています。
個人情報保護法の主なポイント
1. 利用目的の明示と同意取得
個人情報を取得する際は、何のために使うのかを明示し、本人の同意を得る必要があります。
例:
ご登録いただいたメールアドレスは、当社のメールマガジン配信のために利用いたします。
□ 上記に同意してメールマガジンを受け取る
2. 安全管理措置
個人情報の漏えい・紛失・改ざんを防ぐための対策が必要です。
- データベースのアクセス制限
- 暗号化通信(SSL/TLS)の使用
- 定期的なバックアップ
- 従業員への教育
3. 第三者提供の禁止
取得した個人情報を、本人の同意なく第三者に提供することは禁止されています。メルマガ配信リストを他社に売却したり、無断で共有したりすることは違法です。
注意:メール配信ツールを利用する場合、ツール提供会社への情報提供は「委託」にあたるため、適切な委託契約を結ぶ必要があります。信頼できるツールを選びましょう。
法律違反をするとどうなる?罰則について
特定電子メール法や個人情報保護法に違反した場合、厳しい罰則が科される可能性があります。
特定電子メール法の罰則
| 違反内容 | 罰則 |
|---|---|
| オプトイン規制違反 (無断メール送信) | 個人:1年以下の懲役または100万円以下の罰金 法人:行為者への罰則+3,000万円以下の罰金 |
| 送信者情報の偽装 | 個人:1年以下の懲役または100万円以下の罰金 法人:行為者への罰則+3,000万円以下の罰金 |
| 表示義務違反 オプトアウト対応不備 | 総務大臣・消費者庁長官からの措置命令 命令違反の場合は上記の罰則 |
個人情報保護法の罰則
- 個人情報の不正利用・漏えい:1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 個人情報保護委員会の命令違反:1年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 法人の場合:行為者への罰則+1億円以下の罰金
罰則以外のリスク
法律違反は罰則だけでなく、企業の信頼失墜につながります。
- 企業イメージの悪化
- 顧客離れ
- 取引先からの信用低下
- SNSでの炎上リスク
- 損害賠償請求の可能性
法律を守ることは、企業の信頼を守ることでもあります。適切な配信ツールと運用体制を整えましょう。
メルマガ配信で法律を守るための実践チェックリスト
ここまでの内容を踏まえ、実際にメルマガ配信を行う際のチェックリストをまとめました。
配信前チェックリスト
- ☑ オプトインを取得しているか
受信者全員から事前に同意を得ていますか? - ☑ 同意記録を保存しているか
いつ、どのように同意を得たか記録していますか? - ☑ 配信停止手段を記載しているか
メール本文に配信停止URLやメールアドレスを明記していますか? - ☑ 送信者情報を記載しているか
会社名、住所、連絡先をメールに記載していますか? - ☑ 個人情報を適切に管理しているか
メールアドレスなどの個人情報を安全に保管していますか? - ☑ 配信停止リストを更新しているか
配信停止を申し出た人にメールを送っていませんか?
配信後チェックリスト
- ☑ 配信停止依頼に速やかに対応する
配信停止の申し出があった場合、すぐに対応しましょう - ☑ 苦情や問い合わせに丁寧に対応する
受信者からの問い合わせには誠実に対応しましょう - ☑ 定期的に配信リストを見直す
長期間反応のないアドレスは整理を検討しましょう
これらのチェック項目を実践するには、機能が充実したメール配信ツールを活用することが効果的です。
おすすめのメール配信ツールで安心運用
法律を守りながら効果的なメルマガ配信を行うには、適切なメール配信ツールの選定が重要です。ここでは、法令遵守機能が充実したツールをご紹介します。
MyASP(マイスピー)
MyASPは、法令遵守機能が充実した国内人気No.1のメール配信ツールです。
- オプトイン記録の自動保存:同意取得日時を自動記録
- 配信停止機能の標準装備:ワンクリックで配信停止できるURL自動挿入
- 送信者情報の自動挿入:フッターに必要情報を自動表示
- ステップメール機能:シナリオ配信で効果的なマーケティング
- 高い到達率:専用IPアドレスで安定配信
法律対応だけでなく、マーケティング機能も充実しているため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。詳しくはこちらをご覧ください。
その他のおすすめツール
- WiLL Mail(ウィルメール)
直感的な操作性で初心者にも使いやすい。HTMLエディタが充実 - Benchmark Email
無料プランあり。グローバル対応で信頼性が高い - KAGOYA MAIL(カゴヤメール)
老舗レンタルサーバー企業が提供。安定性に定評
ツールの詳しい比較はメール配信ツール比較ページをご覧ください。各ツールの特徴や料金プランを詳しく紹介しています。
まとめ:法律を守って信頼されるメルマガ配信を
メルマガ配信には「特定電子メール法」と「個人情報保護法」という2つの重要な法律が関わっています。これらの法律を守ることは、読者との信頼関係を築き、長期的に成果を上げるための基盤となります。
重要ポイントの再確認
- オプトインの徹底:必ず事前に同意を得る
- オプトアウトの提供:配信停止手段をわかりやすく記載
- 表示義務の遵守:送信者情報を明記する
- 個人情報の適切な管理:安全対策を講じる
- 違反時のリスク認識:最大3,000万円の罰金、信頼失墜
これらを確実に実践するには、法令遵守機能が充実したメール配信ツールの活用が不可欠です。特にMyASP(マイスピー)は、法律対応からマーケティング機能まで網羅しており、安心してメルマガ配信を始められます。
法律を守りながら、読者に価値ある情報を届ける――それが、成功するメルマガ配信の秘訣です。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ安全で効果的なメルマガ配信を実現してください。
メール配信ツールの比較検討はこちらのページをご活用ください。

