メール配信システム「WiLL Mail(ウィルメール)」を利用していて、大切な顧客データや配信履歴のバックアップ方法に不安を感じていませんか?
この記事では、WiLL Mailでのデータバックアップの方法から、定期的なデータ保護のベストプラクティスまで、詳しく解説します。
目次
- なぜバックアップが重要なのか
- WiLL Mailでバックアップすべきデータ
- 顧客データのバックアップ方法
- 配信履歴のエクスポート手順
- テンプレート・設定のバックアップ
- バックアップのベストプラクティス
- データ復元の手順
- よくある質問
- まとめ
なぜバックアップが重要なのか
メール配信システムで蓄積された顧客データは企業の貴重な資産です。以下のようなリスクに備えて、定期的なバックアップが不可欠です。
データ消失のリスク
- 操作ミス: 誤って顧客リストを削除してしまう
- システム障害: サーバー側のトラブルでデータが破損
- アカウント問題: 契約終了やアカウント停止による利用不可
- セキュリティ事故: 不正アクセスによるデータ改ざん
これらのリスクに備えて、自社でデータのコピーを持っておくことが重要です。WiLL Mailでは、顧客データをCSV形式でエクスポートできる機能が提供されています。
他システムへの移行時にも必要
将来的に別のメール配信システムへ移行する際も、バックアップデータがあればスムーズに顧客データを移管できます。他のメール配信ツールとの比較検討をしたい方は、メール配信ツール比較記事もご覧ください。
WiLL Mailでバックアップすべきデータ

WiLL Mailで管理している以下のデータは、定期的にバックアップを取得しましょう。
1. 顧客データベース
最も重要なバックアップ対象です。以下の情報が含まれます:
- メールアドレス
- 氏名・企業名などの属性情報
- カスタムフィールドのデータ
- セグメント情報
- 配信停止・バウンス情報
WiLL Mailでは、顧客データをCSV形式でエクスポートできます。
2. 配信履歴データ
過去に配信したメールの履歴も重要なデータです:
- 配信日時
- 配信件数
- 開封率・クリック率
- バウンス率
- 配信内容(件名・本文)
これらのデータは、効果測定や改善施策の検討に役立ちます。
3. メールテンプレート
時間をかけて作成したHTMLメールのテンプレートも、バックアップしておくべき資産です:
- HTMLメールのデザイン
- ヘッダー・フッターのパーツ
- よく使う文章テンプレート
WiLL Mailでは、テンプレートやパーツの保存機能があります。
顧客データのバックアップ方法

WiLL Mailから顧客データをバックアップするCSVエクスポートの手順を解説します。
ステップ1: データベースにアクセス
- WiLL Mail管理画面にログイン
- メニューから「顧客管理」または「データベース」を選択
- エクスポートしたいデータベースを選択
ステップ2: エクスポート設定
- 「エクスポート」または「CSVダウンロード」ボタンをクリック
- エクスポートする項目を選択
- すべての項目
- 必要な項目のみ
- フィルター条件を設定(必要に応じて)
- 特定のセグメントのみ
- 配信可能なアドレスのみ
ステップ3: ダウンロードと保存
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
- CSVファイルがダウンロードされる
- ファイル名に日付を付けて保存(例:willmail_顧客DB_20260103.csv)
- 複数の保存先に保存(ローカル、クラウドストレージなど)
注意点
- 最大200MBまで: WiLL Mailでは一度に最大200MBまでのデータをインポート可能。大量データの場合は分割してエクスポート
- 文字コード: CSVファイルの文字コードはUTF-8またはShift-JIS
- 個人情報保護: エクスポートしたファイルは個人情報を含むため、厳重に管理すること
配信履歴のエクスポート手順
配信したメールの履歴データも、定期的にエクスポートしておきましょう。
配信レポートのダウンロード
- 管理画面の「配信履歴」または「レポート」セクションにアクセス
- バックアップしたい配信を選択
- 「レポートをダウンロード」または「CSV出力」を選択
- 以下の情報がエクスポートされる:
- 配信日時
- 送信先件数
- 開封数・開封率
- クリック数・クリック率
- エラー・バウンス情報
効果測定データの活用
エクスポートした配信履歴は、Excelやスプレッドシートで分析することで、長期的なメールマーケティングのトレンドを把握できます。
テンプレート・設定のバックアップ
HTMLメールテンプレートの保存
WiLL Mailで作成したHTMLメールテンプレートは、以下の方法でバックアップできます:
- テンプレート機能: WiLL Mail内で「テンプレートとして保存」機能を使う
- HTMLソース保存: エディタからHTMLソースをコピーしてテキストファイルで保存
- スクリーンショット: 完成したメールデザインのスクリーンショットを撮影
パーツの保存
ヘッダーやフッターなど、よく使うパーツも保存機能でバックアップしておきましょう。WiLL Mailでは、パーツ保存機能により、数秒で再利用できます。
設定情報のメモ
以下の設定情報も、ドキュメントとして記録しておくことをおすすめします:
- 差出人メールアドレス・名前
- 返信先メールアドレス
- 配信除外設定
- セグメント設定
- ステップメール設定
バックアップのベストプラクティス

効果的なデータ保護を実現するためのバックアップのベストプラクティスをご紹介します。
1. 定期的なバックアップスケジュール
バックアップは定期的に実施することが重要です。
| データの種類 | 推奨バックアップ頻度 |
|---|---|
| 顧客データベース | 週1回〜月1回 |
| 配信履歴 | 配信後すぐ、または月1回 |
| テンプレート | 作成・更新時 |
顧客データの更新頻度が高い場合は、週1回のバックアップを推奨します。
2. 複数の保存先に保存(3-2-1ルール)
バックアップデータは、複数の場所に保存しましょう:
- 3つのコピー: 元データ+バックアップ2つ
- 2つの異なる媒体: ローカルとクラウドなど
- 1つはオフサイト: クラウドストレージや別拠点
例:
- WiLL Mail上の元データ
- 社内サーバーまたはPCのローカルストレージ
- Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージ
3. データの暗号化とアクセス制限
顧客データは個人情報を含むため、セキュリティ対策が必須です:
- ファイル暗号化: パスワード付きZIPや暗号化ソフトを使用
- アクセス権限: 必要最小限の担当者のみがアクセス可能に
- 保存期間: 不要になったバックアップは速やかに削除
4. 復元テストの実施
バックアップを取得するだけでなく、実際に復元できるか定期的にテストしましょう:
- CSVファイルが正しく開けるか
- 文字化けがないか
- 必要な項目がすべて含まれているか
- WiLL Mailへのインポートが可能か
いざという時にバックアップが使えない、という事態を防げます。
データ復元の手順
バックアップしたデータを、WiLL Mailに復元する方法を解説します。
顧客データの復元(インポート)
- WiLL Mail管理画面の「顧客管理」にアクセス
- 「インポート」または「CSVインポート」を選択
- バックアップしたCSVファイルを選択してアップロード
- 項目のマッピング設定
- CSVの各列がWiLL Mailのどの項目に対応するか設定
- インポート方法を選択
- 追加: 既存データを残して新規追加
- 上書き: 既存データを更新
- 置換: 既存データを削除して新規登録
- 「インポート実行」をクリック
復元時の注意点
- 重複チェック: メールアドレスの重複がないか確認
- テストインポート: 少量のデータで試してから本番実施
- バックアップ取得: 復元前に現在のデータもバックアップ
よくある質問
Q1: WiLL Mailは自動バックアップ機能がありますか?
A: WiLL Mail側でデータは保持されていますが、ユーザー側での定期的なバックアップを推奨します。システム障害やアカウント問題に備えて、自社でデータのコピーを持つことが重要です。
Q2: バックアップデータはどのくらいの期間保存すべきですか?
A: 最低でも過去3ヶ月〜6ヶ月分のバックアップを保持することをおすすめします。配信履歴などは1年分保存しておくと、年間のトレンド分析に役立ちます。
Q3: CSVエクスポートに時間制限はありますか?
A: 大量のデータをエクスポートする場合、処理に時間がかかることがあります。WiLL Mailでは最大200MBまでのインポートが可能なので、データ量が多い場合は分割してエクスポートしましょう。
Q4: 他のメール配信システムへの移行は可能ですか?
A: はい、CSVでエクスポートしたデータは、他のメール配信システムにもインポート可能です。ただし、項目名やフォーマットの調整が必要な場合があります。他のメール配信ツールについては、メール配信ツール比較記事で詳しく紹介しています。
Q5: バックアップファイルのセキュリティ対策は?
A: 以下の対策を実施しましょう:
- パスワード付きZIPで暗号化
- アクセス権限を限定
- クラウドストレージは二段階認証を有効化
- 定期的なアクセスログの確認
まとめ:WiLL Mailのバックアップで大切なデータを守ろう
WiLL Mail(ウィルメール)でのデータバックアップ方法について解説してきました。重要なポイントをまとめます。
バックアップのポイント
- 顧客データはCSV形式でエクスポート可能
- 配信履歴やテンプレートも定期的にバックアップ
- 週1回〜月1回の定期バックアップを推奨
- 複数の保存先(ローカル+クラウド)に保存
- 個人情報保護のため暗号化とアクセス制限を実施
- 定期的に復元テストを実施
バックアップすべきデータ
- 顧客データベース: メールアドレス、属性情報など
- 配信履歴: 配信日時、開封率、クリック率など
- テンプレート: HTMLメールデザイン、パーツ
大切な顧客データは、システム任せにせず自社でもバックアップを取得することが重要です。操作ミスやシステム障害、他システムへの移行時など、いざという時にバックアップがあれば安心です。
WiLL MailではCSVエクスポート機能により、簡単にデータバックアップが可能です。この記事で紹介した手順に従って、定期的なバックアップ体制を整えましょう。
他のメール配信システムとも比較検討したい方は、メール配信ツール比較記事も合わせてご覧ください。各ツールのバックアップ機能やデータエクスポート機能についても詳しく紹介しています。

